第1期受講生インタビュー① | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第1期受講生インタビュー①

ELPs受講生Interview 2015年7月11日
金融機関 管理職

粟野 印象に残ったプログラムはありますか?

受講生 裏千家の茶道の講義が印象に残っています。

粟野 具体的にどういったところでしょうか。

受講生 そもそも茶道の本質を極めた大宗匠が、お茶というのは作法云々ではなく、その心が大事で、もてなす方ともてなされる方のキャッチボールが一番大事だとおっしゃったところです。大宗匠のご経験の中で、第二次大戦時に特攻隊の仲間に、最後の一服のもてなしをされた話がありましたが、それが本質だと強く感じました。

粟野 そのエピソードは、印象に残っていますね。

受講生 そうですね。経験した人じゃないと言えない言葉だと思います。本質を分かっておられる大宗匠の口から出たことに説得力があり、その言葉の重みを感じました。その点、どの講義も論点は同じで、それぞれの物事について本質を極めておられる、あるいは研究されている先生の言葉をご自身の経験をふまえて語っていただけることはありがたいと思っています。

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粟野 プログラムを通して得られた学びや経験にはどういったものがありましたか。

受講生 今まで実務の道で20年近く銀行員として働く中で、仕事とは関係のないものとして横に置いていた部分を、入口から興味を失わず、自分なりに考えを持って受けることができました。それぞれに多くの学びはあったと思っています。

粟野 ご自身のキャリアに活かせるものはありますか。

受講生 自分の世界だけではなく、直接関係ないところからも幅広く知識を吸収する、広い意味での教養を身につけることで、人間としての魅力を増すことができると思います。それが、部下にとって魅力ある人間になれるかどうかの境目になると思っています。それを身につけるいい機会を得られました。

粟野 最後に、ELPのプログラム、Sさんが感じられた魅力を教えていただけますか。

受講生 本質を極めておられる方から直接生の声を伺えるという魅力あるプログラムだと思います。一般的に講義形式で、ただ聞くだけの講義だと眠くなることが多いんですが(笑)、今回の講義は、時間も長いのに全然眠くなることがない、という意味ではとてもエンジョイしています。当然お勧めします。

粟野 貴重なお話をお聞かせくださり、どうもありがとうございました。修了後も思修館倶楽部を通して長くお付き合いいただきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

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