第1期受講生インタビュー④

ELPs受講生Interview 2015年7月11日
公益財団法人 管理職

粟野 前期のプログラムも残すところわずかですね。

受講生 正直非常に寂しく、出来ればいつまでも学び舎に身を寄せていたい思いです。

粟野 では、Hさんにとって特に印象に残ったプログラムを教えていただけますか。

受講生 全てです。その中でも特に光山正雄先生の講義は印象に残っています。先生のキャラクターもあるのですが(笑)。人類がどのように感染症と闘いそして同居したか、その過程や取組みは分野を違えど新しい取り組みを行っていこうとする者にとって非常に参考になるものでした。これからの時代に新たな人材を育てていきたいというお話など将来の方向性について教示していただきました。このような先生がいらっしゃると将来は明るいと感じました。

粟野 Hさんにとって医学の分野は、今現状のお仕事からは。

受講生 全く関係ないですね。

粟野 しかし、そこからも学びはあったということですね。

受講生 私は英語テストを提供している団体に属しており、河合江里子先生は同じ分野にいらっしゃいます。大変共感するところが多くありましたので、今後のコラボレーションについて大いなる片想いをしております。それ以外の講義は全くと言って良いほど自身とかけ離れたところにありました。しかし、今回参加するにあたり分野の壁は意識せずにプログラムに参加しました。各講師から未来をより良くするために各々が何を成せるかという姿勢や取組みを目の当たりにしました。終わってみると縁遠いと思っていた講義も人・国・企業が生存していくという観点で全て繋がっていたことを強く感じます。

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粟野 ELPを通して、どういった学び、経験を得ることができましたか。

受講生 色々な分野を俯瞰することで、将来に向けてどのように準備すべきか、どのように推進していくべきかを意識するようになりました。先生方より学んだことが、講義後のディスカッションで他者のフィルタを通して十色に変わることで自身の思考の幅が広がっていきました。京都学派書道などのプログラムでは日本人としての心やアイデンティティを学ぶ一方で、千玄室大宗匠の茶道講義では外国人留学生のデモンストレーションで文化面へのボーダレス化を目の当たりにし、地球人としての時代の要請も感じました。各々のバックグラウンドを超えた相互理解を進める必要性を強く感じています。それぞれが世界の中心京都でしか得ることの出来ない経験であったと感じています。

粟野 確かにそうですね。参加されている方も各業界年齢も違えば業種も違いますし。

受講生 金融、メーカー、医療、サービス業の方々など、様々な産業から優秀で素晴らしい人柄の方々がいらっしゃっており、リーダーたる姿勢など本当に参考とさせていただきました。参加者を統合するとまさに八思に近い状況にありますので、このネットワークを更に強化できればきっと素晴らしい活動が出来ると思うのです。

粟野 ありがとうございます。Hさんは、この学びをどうご自身のキャリアに生かすことができますか。

受講生 現在、日本では5年後のオリンピックに向け、小学校への早期英語導入をはじめ、英語熱はこれまでにない高まりを見せています。コミュニケーションが特に重視され、弊会のテストが大学入試に置き換えられるケースも増えています。このように日本の英語教育は今まさに進化を遂げようとしており、弊会の責任は日に日に重くなっていることを感じています。その一方、翻訳機が普及する時代も近い将来必ずやってきます。その時人は学びを止めるでしょうか?私は100%NOだと思います。山際総長の講義で言語が人類の歩みに果たしてきた役割の大きさも示されました。言語はあくまでもツールですが、身体の一部でもあり、人が人たる所以でもあります。映画字幕や同時通訳は既になくてはならないものですが、自身そのものの言葉ではありません。グローバル化の中で活躍するには英語は必要不可欠であり、自身をストレートに表現する機会は確実にそして急激に拡がっています。本年より弊会のテスト(英検)も合否に加え、スコアで能力値を提供することが出来るようになりました。研究には大変な時間を要しましたが、お客様からのニーズを捉えたものであり、引き続き日本人の英語能力向上に資するという原点を踏まえて進化していかなければならないと感じています。趙亮先生の講義で、ロボット全盛時代に人に残される仕事は何か?という疑問が投げかけられました。思修館修了後のいま、人のニーズや欲求に対し新たな価値を創造する仕事だと確信しており、将来日本の英語教育のイノベーションを興す活動に取り組んでいきたいと思います。

粟野 それでは、このELPの魅力は何でしょうか。

受講生 ケーススタディが多くなりがちな他のエグゼクティブ・プログラムと異なり、過去の事例から将来に向けた取り組みを行っていくという点が優れた点であると思います。そして本質を突き詰めてきた先生方が非常に近いところにいらっしゃいますので、どのような苦労をされ今に至ったのか、その人の持つ息遣いを通じて感じることができます。是非この場に参加してそのパワーを感じていただきたい。そして、文字だけでは得られない経験をしていただけたらと願います。

粟野 貴重なお話をどうもありがとうございました。修了後も思修館倶楽部を通して末永くお付き合いいただきたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。