第2期受講生インタビュー⑮ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第2期受講生インタビュー⑮

ELPs受講生Interview 2016年12月3日

粟野 ELPプログラムの中で特に印象に残った講義を教えてください。
受講生 千玄室先生杭迫柏樹先生、そして池坊専好先生の講義です。
粟野 全て芸術の講義ですね。
受講生 そうなのです。今まで芸術系の講義を受けたことがなかったので、とてもインパクトがありました。
粟野 どういったところが印象に残っていますか?
受講生 千先生も、杭迫先生も、池坊先生も話されていることの本質が同じだということです。それは「道」という考え方です。リーダーとしてだけではなく、日本人として、人として、大切にしていきたい生き方「道」を教えてもらいました。ELPに入った当初はそのような気付きを得られるとは思っていませんでした。しかし、講義を受けるにつれ、生きていく上で何を軸とするのか、何を大切にすべきなのかを考えさせられました。日本の伝統文化を継承する方々が昔から繋いできたものを学び、それが、時代が変わろうとも人としての生き方に必要な考え方であると気付きました。

粟野 インバウンドに関わるお仕事に携わられていると思いますが、例えば観光で日本に来られる外国人の方々に文化を伝える時に役立ちそうですね。
受講生 はい。伝統文化が伝えてきた本来の教えを知り、日本の美意識や感性、心を誇りに思いました。経営者として経営の勉強も重要ですが、茶道・華道・書道のような伝統文化から、日本人として大切にしてきた「道」を学び、自分の中に軸を育てていくことも必要だと思いました。
粟野 ELP全体のプログラムを通じてはいかがでしょうか。
受講生 最初は、単に知識の習得だけではないという講義に戸惑いました。しかし、通期で受講したことで、知識を深めるだけでなく、どの講義にも共通する課題や本質を、徐々に見出せるようになりました。また、私的な価値観や常識に縛られず、物事を捉えていく感性も養う事ができたと思います。
粟野 ELPの講義を受けて現在のお仕事にどのように活かすことができますか。
受講生 今までは、仕事の結果に対して一喜一憂したり、動揺したりする時もありました。しかし、ELPで学ぶことによって、これから社会や経済など、経営環境が変わろうとも、本当に大切な本質は何かと、自分自身に問いかけることができるようになりました。軸ができて強くなったと思います。また、ELPでは様々なジャンルを学びましたので、未来を見据えて課題を考える際に、色々な視点から物事を捉えることができるようになりました。
粟野 それでは最後にこれから参加される方々へのメッセージをお願いできますでしょうか。
受講生 業界や分野を問わず、どんな組織であってもリーダーになる方には受講してほしいと思っています。様々な科目があるので知識が増え、視野が広がるのは勿論ですが、それ以上に、学分野に共通して見える物事の本質に気付けることが、このELPの独自の学びだと思います。
粟野 貴重なお話ありがとうございました。修了後には思修館倶楽部の方で引き続きお付き合いいただきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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