第4期受講生インタビュー⑨ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第4期受講生インタビュー⑨

ELP受講生Interview

2018年11月17日 金融 管理職

粟野 ELPを受講されて特に印象に残ったプログラムを教えてください。

受講生 すべて印象に残っていますが、まず初めにノーベル賞を受賞された本庶佑先生の講義を受けられたことは光栄なことでした。受賞される前に講義を受けたのですが、受賞後の記者会見で述べられていた内容を、目の前で聞けたことは一生の思い出になりました。また、川上先生の講義も印象に残っています。地域を活性化させる金融機関として、川上 先生が医療データベースを用いた観察研究の可能性の模索と日本の医療業界に一石を投じられていることに非常に共感しました。さらに先生自身が自治体を回られているという地道な活動に感銘を受けました。

粟野 川上先生に自治体を紹介されるなど講義以外での繋がりもありますよね。

受講生 そうですね。京都大学の先生方も企業とのコラボを望んでおられるケースもありますので、そのような部分もお手伝いできればと思っています。

粟野 その他にもELPの学びがお仕事に活かされているところはありますか。

受講生 宮野先生が初日の講義で言われていましたが、前期は、会社のためにELPから何を持って帰れるかと、どうしても会社を意識していた部分がありました。しかし、後期からは会社ではなく個人のために参加する姿勢に変わっていきました。
この6カ月で学んだことは、一つのきっかけですので、生かせるのはこれからだと思っています。今まで興味のなかった分野でも目に入ることが沢山あるので、想像力や経験値を積み重ねることがこのELPで学んだ一番大事なところだと思っています。

粟野 受講前と受講後での変化はありましたか。

受講生 はい。もともと知識を得たいと思っていた時だったので、自分自身を成長させるチャンスだと思っていました。
ELPに参加していなければ、茶道、書道、禅、華道などは自分の人生で触れることがなかったと思います。私の仕事は常にスピードが重視されていますが、北野先生の「自我を忘れ無心になり集中する」という言葉は、落ち着いてゆっくりと立ち止まって物事を考えなさいと言われているように感じました。自分自身もこれらの講義を受けてからは立ち止まって考えることが増え、焦らなくなりました。
また、世界で活躍されている方々の世界観、人生観も感じました。宮野先生のおっしゃっていた「考えることを考える」という言葉。私の中でまだ答えは出ていませんが、システムの外から一歩出る、仕事から一歩離れて考えられるようになった時、この言葉の重さを理解したような気がします。そのことをこれからも振り返り、追及することが大事だと思っています。

粟野 最後にこれから受講される方々へメッセージがありましたらお願いします。

受講生 やはり通期で良かったなと思います。最初の3カ月を終えたところで2カ月間の休みがありますが、その間に考える時間ができ、さらに後期の3カ月で深く学ぶことができます。できれば皆さんも個人のために参加していただき、いわゆるシステム、仕事から外れて先生方の世界観や人生観に触れ、新しい見方をしてほしいと思います。個人のためだったものが、最終的には会社のためになると思います。

粟野 本日は貴重なお話しありがとうございました。修了後もどうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

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