2019年6月22日(土)、午前の講義は京都大学大学院人間・環境学研究科教授小倉紀蔵先生による『〈第三の生命〉論および日韓関係』でした。前半の「〈第三の生命〉論」では、3つの生命観を提示しながら、孔子と〈第三の生命〉について解きほぐしてご講義くださいました。後半の「日韓関係」では、「日本・韓国の文化・文明的観点から今後の日韓関係を考える」と題し、両国の歴史を振り返ってお話しいただきました。
午後は、京都大学高等研究院特別教授・物質-細胞統合システム拠点長の北川進先生による『気体の科学と技術』の講義でした。多孔性材料という難解な物質について、模型や映像でわかりやすく解説いただきました。地球環境、エネルギー、医療、健康といった様々な問題を解決するひとつの道標となる講義でした。
講義後には宮野公樹先生主催の課外プログラム「異分野研究者交流会」が開催されました。総勢7名の若手研究者から、それぞれの研究についてポスター発表をしていただきました。看護師の利他性の研究から宇宙での有人ミッションまで、幅広い分野のお話があり、いずれも大変興味深い発表でした。研究発表後の交流の時間にも議論が活発に交わされ、熱気あふれる時間となりました。