第5期受講生インタビュー⑩ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第5期受講生インタビュー⑩

11月23日 電力会社勤務

粟野:プログラムの中で特に印象に残った講義を教えてください。

受講生:一つ選ぶとしたら、土井隆雄先生の宇宙の講義が一番印象に残りました。宇宙に行った人というのは身近には絶対にいないので、言葉の重みがありました。お話をお聴きしてまさに自分も宇宙に行ったような気持ちになりました。

粟野:実際に宇宙に行かれた方の体験談を聞くことができ非常に興味深い講義でしたね。その日の午後は樂先生の講義がありました。

受講生:とても面白かったです。土井先生に、地球と反対方向の宇宙空間を見た時に、どんな感想を持ったのか質問をしました。土井先生は「畏怖の念を感じ、本物の無限を見た。」とおっしゃいました。樂先生も無限というのは黒の連続だと言われましたが、本質の部分は繋がっていると感じました。

粟野:茶道をされていると伺っています。やはり茶道との繋がりも感じますか。

受講生:はい、そうですね。お茶は合理的且つシンプルに作られていますが、その意味では宇宙も星やガスみたいなものしかないので、似ているところはあるんだろうなと思います。

粟野: ELPのプログラム全体に対してのご感想をぜひ聞かせてください。

受講生:日本人向けによく練られたプログラムだと率直に思います。例えば、日本人にとって大切だけれども、あまり知られていないイスラムについての講義がありました。日本人が過剰に期待しすぎている人工知能に対して現実をきちんと捉えるための機械学習の講義もありました。そして、日本人の死生観を考える講義。日本文化や日本人らしさなど、私たちが失いかけている大事なものを思い出すという意味で、日本人向けの講義だと思いました。まさに私たちに欠けている部分を補ってくれるような講義が多く用意されています。

粟野:実際に受講する前後でご自身の中で変化は感じられましたか。

受講生:そうですね。一つ一つの知識が深くなったような気がします。私も、それぞれの分野に何かしらの知識はありましたが、一つの分野を追及されている方には当然ながら勝てません。ELPを通して、そのような方々から教わったことで、さらに知識の幅が広がりました。

粟野:ELPで学んだことは、今後お仕事にどのように活かすことができますか。

受講生:仕事をするということは何かを残すことだと思っています。ELPでは八思の観点から万遍なく学ぶことができたので、その学びを活かし仕事の方でも意味あるものを残せそうな気がします。また、ELPでは色々な分野の方と繋がりができました。仕事で困った時に相談できる仲間ができたことはとても大きかったです。

粟野:素晴らしいですね。受講生のみなさん、世代や分野を超えて密にコミュニケーション取られている印象がありました。

受講生:普通に生きていたら繋がることができないような方たちと出会うことができました。

粟野:最後に、これからELPに参加される方にぜひメッセージをお願いできますでしょうか。

受講生:参加するにあたって結構な授業料がかかりますが、私はそれに十分見合ったプログラムだったと思います。皆さんそれぞれが色んな人生を歩まれていると思います。行き詰まることもあれば、一定のゴールまで到達した方もいるかもしれません。そういった方が新しい活路を見出すためにELPを受講されるのもいいと思います。

粟野:若い世代の方が受講される意義はどうお考えですか。

受講生:ELPでは、地球環境の問題や宇宙開発の問題など、今後10年、20年、30年先、さらに先のスパンの話もあります。自分の視野を広げる意味でも是非挑戦していただきたいと思います。

粟野:ありがとうございます。ぜひ修了後もぜひモデレーター等で来ていただけると大変嬉しいです。

受講生:ELP倶楽部の方とも引き続きコミュニケーション取らせていただきたいですね。

粟野:これからますます深く交流していただけると嬉しいです。本日は素晴らしいメッセージをありがとうございました。

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