京都大学ELPオンラインを開講します | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

京都大学ELPオンラインを開講します

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京都大学エグゼクティブ・リーダーシッププログラム(ELP)は、6月よりオンライン講座「京都大学ELPオンライン」を開講します。私たちは現在、新型コロナ・ウィルス感染(COVID-19)という脅威に直面し、社会、経済に深刻な影響を受けています。この問題はいつ収束するのか、コロナ後の世界がどうなるのか、誰も明確な回答を見つけられていません。一方で、このような問題はコロナに限らず、我々の周りに数多く存在しています。人口減少、自然災害、人工知能など、私たちは今だからこそこれらの問題を直視し、その本質を知り考えるべきではないでしょうか。

今回のELPオンラインでは、「先の見えない時代に、どのような問いを立て、行動すべきなのか」を考えます。ELP講師陣の中から、このテーマを中心に、今学ぶべき11名の講師を選びました。講義は全てライブで行い、ディスカッションの時間も十分に確保し、実際のELPでも重んじている対話を重視したプログラムとなっています。

初回の5月23日の講義は、無料で体験講義を行います。京都大学名誉教授で感染症を専門とされる光山正雄先生より「グローバルな脅威としての感染症の科学〜新型コロナ・ウイルス感染と過去のパンデミックから学ぶもの〜」と題して講義をいただきます。感染症とは何か、そしてコロナ・ウィルスとは何か、過去のパンデミックの事例を紐解きながら、感染症の脅威とその対応について学びます。

【プログラム内容

※講義詳細はパンフレット参照。

日 程: 20206月20日〜718 週1〜2回実施
※2020年6月17日(水)11:00~12:00に、接続確認&オリエンテーションを行います。
定 員:先着30(先着順)
受講料:全11講義受講 300,000円(税込)資料代(PDFで配布)含。
環 境:受講には、オンラインミーティングツール(zoom)が利用できる環境が必要です。
パソコン、Wi-Fiなどのインターネット環境、カメラ、マイクをご準備ください。
 込:こちらのフォームよりお申込みください。 (2020年6月10日締切)
定員に達したため募集を締切りました。たくさんのご応募をどうもありがとうございました。
概 要:ビデオ・音声参加。グループワーク・ディスカッション・チャットあり。
一部、教科書が指定されている講義がございます。その際には、各自ご購入をお願い致します。
キャンセル規定:
ご都合により申し込み後にキャンセルされる場合は以下キャンセル料を申し受けます。
開講日の7日前から前々日 :受講料の30% /開講日の前日から当日:受講料の100%
最低履行人数に満たない場合、開催を中止する場合がございます。その場合、上記に関わらず全額返金いたします。

 

開講記念 無料体験講座

無料体験講座は終了いたしました。ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
6月20日からはじまるELPオンライン【本講座】を受講される方は、録画映像をご視聴いただけます。

日 程:2020523日(10:0012:40
講 師:光山正雄(京都大学 名誉教授)
テーマ:「グローバルな脅威としての感染症の科学ー新型コロナウイルス感染と過去のパンデミックから学ぶものー」
定 員:先着200  ※聴講でのご参加となります。カメラ・音声での参加はなし。チャット機能利用可能。
※ELP関係者がディスカッサントとして登壇予定。
環 境:受講にはパソコン、Wi-Fiなどのインターネット環境が必要です。
申 込:こちらのフォームよりお申込みください。
先着順。2020年5月22日12:00締切。

 

【カリキュラム

日程時間内容
5/23(土)10:00〜12:40〈ELPオンライン開講記念講義(無料)〉
『グローバルな脅威としての感染症』
新型コロナウイルス感染と過去のパンデミックから学ぶもの
講師:光山正雄先生(京都大学名誉教授)
6/17(水)11:00〜12:00接続確認&オリエンテーション
6/20(土)10:00〜10:30開講式&オリエンテーション
6/20(土)10:30〜12:40『学ぶとはどういうことか)』
講師:宮野公樹(京都大学学際融合教育研究推進センター准教授)
6/20(土)13:30〜16:10『地球惑星水質源評価』
講師:山敷庸亮(京都大学大学院総合生存学館教授)
6/24(水)10:00〜12:40『コミュニケーションの進化と未来社会』
講師:山極壽一(京都大学総長)
6/27(土)10:00〜12:40『問いのデザイン』
「先の見えない時代」に問いはたてられるのか
講師:塩瀬隆之(京都大学総合博物館准教授)
7/1(水)10:00〜12:40『日本の地下で何が起きているのか』
講師:鎌田浩毅(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
7/4(土)10:00〜12:40『見えない先を見る-情報智慧の視点から』
講師:趙亮(京都大学大学院総合生存学館准教授)
7/8(水)10:00〜12:40『日本文明の作法』
講師:小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
7/11(土)10:00〜12:40『危機の時代と芸術家たち』
講師:平川佳世(京都大学大学院文学研究科教授)
7/15(水)10:00〜12:40『人口減少社会のデザイン』
講師:広井良典(京都大学こころの未来研究センター教授)
7/18(土)10:00〜12:40『「小胞体ストレス応答」の解明に向かって』
講師:森和俊(京都大学大学院理学研究科教授)
7/18(土)13:30〜16:10『国際政治の中の日本外交』
講師:中西寛(京都大学大学院法学研究科教授)
7/18(土)16:20〜16:50閉講式

【講師紹介


光山 正雄(京都大学 名誉教授)
1973年九州大学医学部卒業、医師免許取得。3年間の内科臨床経験の後、九州大学医学部細菌学教室にて病原細菌学の研究を開始し、1978年同教室助手、医学博士号取得。1980年同講師。1981年から1983年まで米国政府給付国際奨励研究員(Fogarty fellow)としてハーバード大学医学部に留学し感染免疫学の研究に従事。1983年帰国後九州大学医学部細菌学助教授。1987年新潟大学医学部細菌学講座教授。1998年京都大学大学院医学研究科感染・免疫学講座微生物感染症学分野教授。2008年~2010年京都大学医学研究科長・医学部長。2013年3月定年退職。2013年4月より総合生存学館特定教授。2014年3月総合生存学館副学館長。現在は、京都大学名誉教授。2015年4月より、京都大学白眉センター・センター長および京都大学次世代研究創成ユニット・ユニット長を兼任。細胞内寄生性細菌の病原因子の分子微生物学、感染防御免疫学を専門研究領域とし、思修館ではグローバル感染症学・生体防御学を担当。日本細菌学会、日本免疫学会、日本生体防御学会各役員、日本感染症学会、日本結核病学会会員。米国微生物学会、欧州微生物学連盟正会員。1999年小島三郎記念文化賞受賞。2009年浅川賞(日本細菌学会最高学術賞)受賞。

宮野 公樹(京都大学学際融合教育研究推進センター 准教授)
1996年立命館大学理工学部機械工学科卒業後、2001年同大学大学院博士後期課程を修了。大学院在籍中の2000年カナダMcMaster大学にて訪問研究生として滞在。後、立命館大学理工学部研究員、九州大学応用力学研究所助手、2005年京都大学ナノメディシン融合教育ユニット特任講師、2010年京都大学産官学連携本部特定研究員、2011年より現職。その間、2011年4月~2014年9月まで総長学事補佐、加えて、2011年10月~2014年9月まで文部科学省研究振興局基礎基盤研究課参事官付(ナノテクノロジー・材料担当)学術調査官を兼任。博士(工学)。受賞歴:1997年南部陽一郎研究奨励賞、2000年カナダ金属物理学会ベストポスター賞、2001年日本金属学会論文賞、2008年日本金属学会若手論文賞、他多数。専門分野:大学にまつわる政策を軸とした学問論、大学論。異分野融合の理論と実践。(かつての専門:金属組織学、ナノテクノロジー、医工学)趣味:カメラ

山敷庸亮(京都大学大学院総合生存学館 教授)
1990年京都大学工学部交通土木工学科卒業。サンパウロ大学工科大学院(EPUSP)修士課程修了(1994年)。京都大学博士(工学)(1999年)。財団法人国際湖沼環境委員会研究員、国連環境計画(UNEP)協力企画官、京都大学工学研究科助手、日本大学理工学部講師・准教授、東京大学理学部講師、海洋研究開発機構招聘主任研究員、京都大学防災研究所准教授、同大学院総合生存学館准教授などを経て現職。国連地球環境監視システム淡水部門(GEMS/Water)のアドバイザー。JICA-JSPS 専門家派遣にてブラジル国立宇宙研究所気象気候予測研究センター(INPE-CPTEC)に派遣、サンパウロ大学サンカルロス校客員教授となる(2010年)。地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)を通じてクロアチア国の土砂災害防災計画に関わる。水環境学会技術賞(2001年)、水文・水資源学会論文賞(2014年)などを受賞。2015年から2017年まで国連教育文化機関国際水文プログラム国際水質イニシャチィブ(UNESCO-IHPIIWQ)専門家会議議長、2015年京都でのUNESCO 水質専門家会議を主催する。2015年より系外惑星データベース ExoKyoto を開発(http://www.exoplanetkyoto.org)する。2019 年、土井宇宙飛行士、寺田准教授らとともに、アリゾナ大学人工隔離生態系Biosphere2 を用いたスペースキャンプ(SCB2)を企画、実践する。

山極壽一(京都大学 総長)
第26代京都大学総長(2014 年~)。1952 年東京生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。カリソケ研究センター客員研究員、( 財)日本モンキーセンター・リサーチフェロー、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科教授などを経て2014 年10月総長就任。日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長を歴任。日本学術会議会長、国立大学協会会長、内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員、環境省中央環境審議会委員。1978 年よりアフリカ各地でゴリラの野外研究に従事。現在はゴリラとチンパンジーが熱帯林の同じ場所でどのように共存しているか、他の生物といかに共進化してきたかを研究している。類人猿の行動や生態をもとに初期人類の生活を復元し、人類に特有な社会特徴の由来を探っている。また、コンゴ民主共和国ではゴリラと人との共生を目指したNGO ポレポレ基金を推進している。

塩瀬隆之(京都大学総合博物館 准教授)
京都大学工学部精密工学科卒業、同大学院工学研究科修了。機械学習による熟練技能継承支援システムの研究で工学博士。ATR 知能ロボティクス研究所、慶応義塾大学SFC 研究所客員研究員など併任。京都大学大学院情報学研究科助教、京都大学総合博物館准教授を経て2012年6月退職。同7月より経済産業省産業技術政策課 課長補佐( 技術戦略)。2014 年7月京都大学総合博物館准教授に復職。NHK E テレ「カガクノミカタ」番組制作委員。日本科学未来館“ おや? ” っこひろば総合監修者。平成29 年 文部科学省 中央教育審議会委員( 数理探究)、平成30 年より現在 経済産業省 産業構造審議会イノベーション小委員会委員、特許庁知財創造教育調査委員、文化庁伝統工芸用具・原材料調査委員、日本医療研究開発機構プログラムオフィサーなど。平成29 年度文部科学大臣表彰・科学技術賞(理解増進部門)ほか受賞多数。

鎌田浩毅(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
1955 年生まれ。筑波大学付属駒場高校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省( 現・経済産業省)主任研究官・米国内務省カスケード火山観測所上級研究員を経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士( 東京大学)。専門は地球科学・火山学・科学コミュニケーション。内閣府災害教訓継承分科会委員、気象庁活火山改訂委員、日本火山学会理事、日本火山学会誌「火山」編集長、日本地質学会火山部会長などを歴任。日本地質学会論文賞受賞(1996 年)、日本地質学会優秀講演賞受賞(2004 年)。テレビ・雑誌・新聞・著書で科学を明快に解説する「科学の伝道師」。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。「世界一受けたい授業」「情熱大陸」「ようこそ先輩 課外授業」「グレートネイチャー」などに出演。

趙亮(京都大学大学院総合生存学館 准教授)
1995年中国清華大学応用数学系卒業、計算機科学技術系とのダブル学士学位。同年来日し、龍谷大学日本語別科と京都大学大学院工学研究科研究生を経て、1999年京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士、2002年同大情報学研究科数理工学専攻博士課程修了、博士(情報学)。2002年から2006年まで宇都宮大学工学部情報工学科助教、2006年から2014年まで京都大学情報学研究科講師、2014年4月より現職。2013年3月から2014年2月までドイツ・カールスルーエ工科大学(KIT)訪問。専門は情報学、特に最適化やアルゴリズム、ネットワーク分析、人工知能など。近年、生命や智慧、未来社会を思考している。アカデミック研究のほか、リーダー育成(思修館プログラム、アジア未来リーダー育成プログラムAFLSP、ELP)、フリーソフトウェア普及や教育活動、作成に参加。

小倉紀蔵(京都大学大学院人間・環境学研究科 教授)
1959年東京都生まれ。1983年東京大学ドイツ文学科卒業後、電通に勤務。東京コピーライターズクラブ新人賞受賞。1988年に電通退社後、韓国に留学。1993年ソウル大学哲学科修士課程修了(文学修士)、1996年同博士課程単位取得退学。1996年東海大学専任講師、1999年同助教授、2006年京都大学助教授を経て、2012年から現職。専門は朝鮮半島の思想・文化、東アジア哲学。NHKテレビ・ラジオハングル講座講師、「日韓友情年2005」実行委員、「日韓交流おまつり」実行委員、「日韓文化交流会議」委員などをつとめた。現代韓国朝鮮学会会長、比較文明学会理事、地球システム倫理学会理事。

平川佳世(京都大学大学院文学研究科 教授)
1991年京都大学文学部史学科(考古学専攻)卒業。ビクター音楽産業株式会社勤務を経て、1993年京都大学文学部哲学科(美学美術史学専修)に編入学、1995年同大学院修士課程に進学、2000年同大学院博士後期課程を研究指導認定退学。その間、1998年10月より1999年3月までウィーン大学に留学。博士(文学)(京都大学)。2001年、近畿大学文芸学部講師に着任、助教授、准教授として2008年度まで教鞭をとる。その間、2007年9月より2008年3月まで、ローマ、マックス・プランク美術史研究所に研究滞在。2009年より京都大学文学研究科准教授、2014年3月より半年間、客員研究員としてトリーア大学に滞在、2017年より現職。専門は北方ルネサンス絵画史。

広井良典(こころの未来研究センター 教授)
1961年岡山市生まれ。1984年東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)、1986年同大学院修士課程修了後、厚生省勤務(1986-96年)をへて1996年より千葉大学法経学部助教授、2003年同教授。この間、2001-02年MIT客員研究員。2016年4月より現職。
専攻は公共政策及び科学哲学。「人間についての探求」と「社会に関する構想」を橋渡しすることが基本的な関心で、環境・福祉・経済が調和した「持続可能な福祉社会」を構想。社会保障、医療・福祉、都市・地域等に関する政策研究から、ケア、死生観等に関する哲学的考察まで幅広い活動を行っている。この間、教育再生懇談会委員、国際協力機構(JICA)社会保障分野課題別支援委員会委員、内閣府・幸福度に関する研究会委員、横浜市・環境未来都市推進会議委員、厚生労働省・統合医療のあり方に関する検討会委員、国土交通省・国土審議会専門委員等多くの公職を務める。

森和俊(京都大学大学院理学研究科 教授)
1958年岡山県倉敷市生まれ。1981年京都大学薬学部卒業。1983年京都大学大学院薬学研究科修士課程修了。1985年京都大学大学院薬学研究科博士課程退学。1987年京都大学薬学博士。1985年岐阜薬科大学助手、1989年米国テキサス大学博士研究員。1993年エイチ・エス・ピー研究所副主任研究員・主任研究員。1999年京都大学大学院生命科学研究科助教授。2003年より京都大学大学院理学研究科教授。小胞体ストレス応答研究の開拓者として、2005年米国ワイリー賞、2006年日本生化学会柿内三郎記念賞、2008年大阪科学賞、2009年カナダガードナー国際賞、2010年紫綬褒章、2012年上原賞、2014年朝日賞、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞、香港ショウ賞、2015年トムソン・ロイター引用栄誉賞、2016年恩賜賞・日本学士院賞、2017年ブレークスルー賞、2018年文化功労者、2019年安藤百福賞大賞。

中西 寛(京都大学大学院法学研究科 教授)
1985年京都大学法学部卒業。1987年同大学大学院修士課程修了。1988~1990年シカゴ大学歴史学部博士課程在籍。1991年京都大学大学院博士後期課程退学。法学修士(政治学)。1991年4月京都大学法学部助教授。1994~1995年文部省在外研究員。2002年~2015年京都大学大学院法学研究科教授。2015年~2018年京都大学大学院公共政策連携研究部教授。2016~2018年京都大学公共政策大学院院長。2018年から京都大学大学院法学研究科教授。日本国際政治学会理事長(2014~2016年)。安全保障の法的基盤に関する懇談会委員(2007~2008年、2013~2014年)、ODA大綱見直しに関する有識者懇談会委員(2014年)など。

問合せ:京都大学ELP事務局 京都市左京区吉田橘町1京都大学橘会館
TEL: 075-753-5158 / 050-5236-6951 平日9:00~17:00
E-mail info*elp.kyoto-u.ac.jp [ *を@に置き換えてください]

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