禅の実習 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

禅の実習

禅修行の一端に触れる

北野 大雲 KITANO Daiun
公益財団法人長岡禅塾 塾長

講義概要

京都学派の哲学と深い因縁のある禅を坐禅・作務・誦経を通じて実習し、「無」の体験を試みる。

世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

禅では何事においても無心であることを尊重します。結果を期待しないで行う自然の行為が大切です。しかし、実は何ものにも囚われない無の心から無限の創出が生れるのです。 例を挙げましょう。長岡禅塾を創設した岩井勝次郎は若くして禅の修行に励み、現在も活躍しているビッグ・カンパニーを8社もつくりました。また、スティーブ・ジョブズの事業が禅と深くかかわっていたことは広く知られている通りです。古くは論語のなかに、「無為にして治まる者はそれ舜なるか」という言葉も見いだされます。この場合、「無為」とは「無心の行為」のことです。

 

講師プロフィール

経歴

1976年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。華頂短期大学、相愛大学教授を経て現在、公益財団法人長岡禅塾 塾長。長岡禅塾第三世浅井義宣老師の法嗣。相愛大学名誉教授。中国東北大学客員研究員。

著書

『自覚の現象学』行路社(1999年)、『禅と京都哲学』燈影舎(2006年)、『禅に親しむ』禅文化研究所(2016年)、「長岡禅塾物語」、「西田哲学の動的性格について」、「西田直門 片岡仁志先生」等。

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