2015年10月31日、午前の講義は京都大学大学院工学研究所教授・前一廣先生による『地域社会におけるバイオマス利用技術戦略』でした。バイオマスの利用技術について、その可能性と課題を教授していただきました。地域社会活性化のために必要な新技術開発や制度設計について、文理両面からの議論が交わされました。

午後の講義は、京都大学大学院生命科学研究科教授・垣塚彰先生による『難治性疾患に対する新規治療法の開発』でした。現在、難病に関する研究と治療法がどこまで進んでいるのかについて、ハンチントン病などの具体例を示しながら教授していただきました。難病の原因を突き止め、新しい治療法を見つけ出すために研究に真摯に向き合われてきたその姿勢に、本質を見ることができました。モデレーターは、総合生存学館長の川井秀一先生が務めてくださいました。

講義終了後、たん熊北店に場所を移し課外プログラム『京料理を味わい 学ぶ』が行われました。三代目主人である栗栖正博氏より出汁や包丁捌きなど京料理の神髄についてお話を伺ったのち、会席料理を味わいました。