2025年2月1日(土)、京都大学ELP2024年度(第9期)前期後期合同講義を行いました。
第9期の前期生と後期生が共に学ぶ初めての機会です。
午前は、京都大学施設部の案内の下、下鴨休影荘を見学しました。下鴨休影荘は、湯川秀樹博士の旧宅を安藤忠雄氏の設計監修のもと改修・整備した京都大学の施設で、博士が過ごした空間とともに遺品や資料が展示されており、その貴重な場を見学しました。

午後は、京都大学名誉教授 藤田正勝先生による講義 「人間とは何か―生と老いと死」でした。西田幾多郎の哲学を根本に据え、人間とは何か、幸福とはなにか、「死」とどのように向き合えばよいか、についてお教えいただき、議論を通じて考えを深めました。

講義後は、受講生による特別企画、歌人の鈴木晴香先生による短歌教室 「エグゼクティブのための危険な短歌教室―魂に届くことば」を開催しました。短歌の表現を精読しながら、伝えるとは、伝わるとは何かを学びました。講義の後半は、受講生の作った短歌による歌会を行い、それぞれの短歌を鑑賞しました。

第9期の締めくくりとなる1日でした。
