能面が私達に語りかけてくるもの

能面を通して、世界最古の演劇「能」の魅力に迫る

金剛 永謹 KONGOU Hisanori
能楽 金剛流二十六世宗家

講義概要

創生期より能の歴史と共に歩んできた能面。能面は能の生命であり、能役者にとっては能の精神を教えてくれる師匠のような存在である。その数奇な運命を辿り、能面について深く考察することにより、能の真髄を探っていく。

講師プロフィール

経歴

1951年、二十五世宗家金剛巌の長男として京都に生まれる。幼少より、父・金剛巌に師事。1998年9月能楽金剛流二十六世宗家を継承する。2003年5月金剛能楽堂を京都御所の西向かいに移転、竣工。重要無形文化財総合認定保持者。
「舞金剛」と呼ばれる華麗で躍動感溢れる金剛流独特の芸風に、「京金剛」といわれる優美で雅やかさが加わった芸風を特徴とし、シテ方五流宗家の中で唯一関西を本拠地とする。金剛流第一回の海外公演であるカナダ・アメリカ公演団長を皮切りに、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ロシアなどでの海外公演も多数行う。
京都市芸術新人賞、京都府文化賞新人賞、京都府文化賞功労賞受賞。京都市文化功労者表彰。第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2018年紫綬褒章受章。公益財団法人金剛能楽堂財団理事長。一般社団法人日本能楽会会長。一般社団法人金剛能楽会代表理事。京都市立芸術大学客員教授。

著書

『金剛家の面』玉川大学出版部 (2000年)、『金剛宗家の能面と能装束』三井記念美術館(2018年)がある。