文字の美しさは一国の文化のバロメータ

東洋芸術の第一であった書の過去・現在・未来

杭迫 柏樹 KUISEKO Hakuju
公益財団法人日本書芸院名誉顧問

講義概要

1、理論

A 書道史
B 書 論
C 過去・現在・そして未来を考える

2、実技  座右の銘を書く

講師プロフィール

経歴

1934年6月28日生。日展名誉・特別会員、読売書法会常任総務、全日本書道連盟顧問、全国書美術振興会顧問、日本書芸院名誉顧問、北斗会主宰。
本名、晴司。静岡県周智郡森町生まれ。中学時代から書に夢中になり、高校時代には一段と熱中し、静岡県席書大会で知事賞を得るなど、早くから力量を発揮。一方、高校時代3年間を通して微生物の研究に取り組み、名古屋大学理学部を受験するつもりでいたが、事情があって断念、京都学芸大学美術科書道専攻に進学する。大学に入り約2年間は『平復帖』を中心に古典研鑽、その後は蘇東坡に傾倒し、20代はもっぱら東坡に取り組む。1957年大学卒業後しばらく独学で研究を重ねていたところ、大学の先輩にあたる古谷蒼韻と山内観に村上三島を紹介され、1962年入門。以来、師の度量の大きな指導のもと、幅広い視野に立って研究、独自の視座を確立。村上三島に師事した1962年第5回新日展に初入選。以後日展入選を重ね、1982・88年には特選を受賞している。1995年会員となり、02年「酒国長春有り」で第34回日展会員賞受賞、05年日展評議員、「一葉」で第37回日展内閣総理大臣賞受賞、08年「送茶」(前年の日展出品作)により日本芸術院賞受賞、09年日展常務理事(11年理事、13年常務理事)となる。1994年・99・04・08・10・12・14年日展審査員。他に毎日書道展準大賞、日本書芸院展大賞などの受賞歴を持つ。2008~17年現代書道20人展出品。
古意、格調、素朴感に自分自身の創意を盛り込むことによる、泰然とした書を希求している。1997年書業45周年記念個展を1000㎡の大会場で開催、11年喜寿記念<ふるさとの詩>展を郷里の小國神社で開催。2016年京都文化博物館において大個展を開催。2017年熊本鶴屋において大個展を開催。2000年4・5月にNHK「趣味悠々―くらしの中の書」を担当・出演。

著書

『王羲之書法字典』(二玄社)、『書学大系―王羲之・蘭亭叙』同朋舎出版、『中国法書ガイド』書法解説(12種)二玄社、『実作する古典=宋詩』同朋舎出版、『古典の新技法=唐人書簡』同朋舎出版、NHK趣味悠々テキスト『くらしの中の書』日本放送出版協会、『プロに学ぶ書の楽しみ方』淡交社、『想いをおくる年賀状』二玄社、『季節のキブン』(共著)二玄社、DVD『人書俱に老ゆ』 他