2024年11月30日(土)、京都大学ELP2024年度(第9期)後期・第11回の講義を行いました。
午前の講義は、京都大学 理事・副学長(研究推進担当)、京都大学高等研究院 特別教授 北川進教授による『気体の科学と技術』でした。
私たちを取り囲む気体についての基礎や歴史に続き、ナノ空間をつくる化学や、多孔性材料の機能、実用化・諸問題解決への貢献についてお教えいただくとともに、北川先生の思考のルーツについてもお教えいただきました。

午後は、京都大学フィールド科学教育研究センター 舞鶴水産実験所 益田玲爾教授による『潜水目視調査から考える海の未来』の講義でした。
舞鶴の海での定例潜水調査を実施している益田教授。魚の種類・数・大きさの季節変化、長期変動などのデータから得られた発見や、共生や多様性についてなど、熱意をもってお教えいただきました。

課外プログラムは『松井酒造酒蔵見学』。松井酒造は1726年(享保11年)創業の老舗。京都市内で酒造りをする、数少ない酒蔵のひとつです。店主・松井治右衛門氏に日本酒造りについて解説していただきながら酒蔵を見学し、テイスティングを行いました。