脳科学の産業化に向けて
サイエンスとビジネスの橋渡し

2020.2.20.Thu. 17:00-19:00

京都大学客員教授 山川義徳

講義の概要と目的

内閣府ImPACT山川プログラムでは、高齢化に伴う認知機能の低下や情報化の進展に伴うストレスの増加といった脳や心の世界的な課題を解決するため、脳情報の可視化と制御技術の研究開発を進めてきました。現在、脳の状態を見える化し、より良い状態に変えるための携帯型ブレインマシンインターフェースの原理検証を済ませスタートアップの創業に至っており、先導的なモデルケースとなる道筋を得ています。並行して、脳の健康管理指標を提唱し国際標準化の承認を得て産学連携及び国際協調のインフラが整いつつあり、イノベーションエコシステムの萌芽となっています。講義では、これらの取り組みを紹介し、今後の展望について議論出来ればと思います。

この研究が世の中をどのように変えるのか、どんなインパクトがあるのか

脳科学は最後のフロンティアといわれ各国の研究者が最先端の研究を進めてきました。それら研究は脳のメカニズムを深く理解することに長く力点が置かれていましたが、十数年前から米国や欧州などで医療分野へのトランスレーショナルリサーチや軍事分野への応用が始まりました。そのような中で私たちのプログラムは、世界で初めて脳科学を脳の健康へと活かす取り組みを本格的に始めたものになります。一方、世界では同時期に脳によるマンマシンインターフェースや脳機能の増強といった日常生活への応用を目指した国家プロジェクトやベンチャーの創業が進みつつあります。このことから脳科学は様々な場面で社会を変える基盤技術になり大きなインパクトをもたらすと考えています。

講師プロフィール

経歴
2000年京都大学理学研究科修了。同年より日本電気株式会社インターネット事業戦略室、経営企画部にて新規事業開発・M&A等に従事。2008年京都大学大学院人間・環境学研究科修了博士(人間・環境学)。2008年より京都大学情報学研究科GCOE助教にてサービス・イノベーション及びニューロエコノミクスに関する研究・教育に従事。2010年よりNTTデータ経営研究所ニューロマネジメント室長にて脳科学を用いた経営コンサルティングに従事。2014年より内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)プログラムマネージャー。 2019年より NTTデータ経営研究所先端技術戦略センターにてサイエンスのビジネス化に向けたコンサルティングに従事。その他、ImPACTの社会展開を担う一般社団法人ブレインインパクト理事長。また、東京工業大学科学技術創成研究院バイオインターフェース研究ユニット特定教授、京都大学産官学連携本部産業創出学共同研究部門客員教授を兼務。

Day22020.2.20 Thu.
心とは何か

Day32020.2.21 Fri.
脳の認知科学

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