第4期受講生インタビュー⑤ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第4期受講生インタビュー⑤

ELP受講生Interview

2018年7月28日 メーカー 管理職

粟野 プログラムの中で特に印象に残った講義を教えていただけますか。

受講生 宮野先生の講義が一番印象に残っています。講義の初めに「なぜ学ぶのか」という問いを投げかけられたことが衝撃でした。私も今までにいろいろな研修を受けてきましたが、通常は「こんなことが学べますよ」と言われ受け身で受講をすることがほとんどでした。しかし、ELPでは、自らが考え、主体性を引き出す仕掛けが最初にありました。

粟野 全体のプログラムについてはいかがでしたか。

受講生 40年ほど生きると、考え方や価値観が良くも悪くも固まって、フレキシビリティがなくなっていることを最近は感じていました。例えば、見たい本やテレビも興味があるものに偏ってくるので、それ以外は積極的に触れなくなっていました。今回参加しなかったら絶対に学ばなかったであろうことに触れ、考えることができました。芸術の講義は、人生で初めて体験することも多く、固まっていた自身の価値観が、ちょっとずつほぐされていきました。価値観が変わったのではなく、柔軟性が上がって若返るような感覚です。会社の方針としてそのような柔軟性を打ち出していますが、いざ実践することはなかなか簡単ではありませんので。

粟野 ELPの学びは現在のお仕事にはどのように活かせそうですか。

受講生 即効性のあるものではないと思います。ただ、視野が広がると言いますか、漢方のようにじわじわ効いてくると思っています。これから私もあと20年ほど働くと思いますが、将来自分自身の価値観をどう高めていくかと考える時に、ELPで学んだことがすごく重要になると思います。

粟野 ELPで学んだことはこれからキャリアを積むにあたって役に立つ学びとなりますか。

受講生 はい、そう思いますね。私たちは、社会のために何をしなくてはいけないか、一緒に仕事をする人がどんなことを考えているかを理解し意識して仕事をしなくてはいけません。しかし、触れたことのないものは想像ができない。ELPではそこを見せてくれたと思っています。今まで見えていなかった部分を意識するきっかけになり、知らない地平がまだまだ広がっていることを教えてくれました。私たち管理職にとってはとてもいい経験になると思います。

粟野 最後に、これから新しく受講される方々にメッセージをいただけますか。

受講生 十数人という少ない人数で、著名な先生方の話が聞け、また先生との距離がとても近いこと。そして、深い対話ができることにすごく驚きました。受講される方は、是非、第一線で活躍する先生とのダイレクトなコミュニケーションや、受講生の間でインスピレーションを与え合う、そんなELPを楽しんで頂きたいなと思います。

粟野 これからは、モデレーターとしても講義に参加いただけます。修了後も引き続き学びを深めていただきたいと思っております。本日は貴重なお話ありがとうございました。

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