第5期受講生インタビュー〈11〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第5期受講生インタビュー〈11〉

2019年11月23日 コーチング会社 代表取締役

粟野:特に印象に残った講義を教えていただけますか。

受講生:たくさんありますが、一つは西平直先生の講義、それから土井隆雄先生です。すっかりファンになりました。

粟野:西平先生の講義のどういったところが印象に残りましたか。

受講生:私の仕事とすごくリンクしたところです。私はコーチングというコミュニケーションを通して皆さんの中にある目標を達成に導くサポートをしています。物事を一方的に教えるだけでは、自分の持つ枠から抜け出せませんし、超えることもできません。その人が元来備える素晴らしい資質を引き出すコーチングという仕事が、西平先生の稽古のお話と繋がりました。稽古というものは生涯続くと思っています。守破離という言葉もありましたが、まずは教えをそのまま受け取って学ぶ、そして自分なりに解釈し、探求することで新しいところに飛び出す。そのプロセスが私の仕事とリンクしました。

粟野:自在という言葉もありました。

受講生:はい、最終的には自由になる。でもそれが完成形ではなく、更にそこから離れてまた次の学びの欲求が現れる。これが私の中でのELPだったと思います。

粟野:スパイラルのように進むイメージでしょうか。

受講生:まさしくスパイラルですね。これは将来続くんじゃないかなと思っています。

粟野:土井先生はいかがでしたでしょうか。

受講生:私は宇宙が大好きで、ロマンとかではなく、本当に行きたいし見たいし体験したい。そんな自分の中の玉手箱を先生だからこそ開けてくださいました。技術、頭脳、そして体力だけではなく、人間力が素晴らしいからこそ、土井先生は宇宙飛行士に選ばれたのだと痛感しました。何千人もの中で先生の話を聞くのではなく、目の前で、間近で対話をすることで先生の生き方を感じることができました。

粟野:ELPの全体の印象はいかがでしょうか。

受講生:たくさんの先生たちとこうして出会うきっかけをいただきました。ELPに来なければ手にもしなかったような本を、毎回必死で読む経験もできました。でも、私の中では時間の使い方が少し早すぎるように思いました。贅沢を言えば一日に一人の先生の講義をじっくりお聞きしたかったですね。

粟野:ELPの学びが、栗栖さんの現在、そして今後のお仕事にどうのように活かされると思いますか。

受講生:いつもは自分が伝える側ですが、人から教えてもらう受講生の立場を味わうことはすごく大事だと思いました。仕事でより良いプレゼンスを発揮するためには、謙虚に学ぶ体験をしておかないと、西平先生がおっしゃった起き上がり小法師にならないですよね。
このELPでの学びは、仕事で活かすというより、人生に活かしたいと思っています。私は人と人との関わりの中で仕事をしていますので、私の生き方を見て、誰かが私のようになりたいと感じてくださったらそれが仕事に繋がるのかもしれません。

粟野:まさにおっしゃる通りですね。まず人を磨くということでしょうか。

受講生:自分自身と向き合ってコミュニケーションを続けていくこと。そんな貴重な機会を得られましたし、また、素晴らしい仲間たちとの出会いもありました。このご縁をいただけたことが、すごく嬉しいです。

粟野:最後にこれから入るELPの新しい受講生の方メッセージをお願いします。

受講生:是非オープンマインドで、肩書を捨てて参加してください。ビジネスの世界だと、どうしてもお金がついてきたり、競争があったりして、ややもすると何かに囚われてしまいがちです。そうではなく自分を晒け出して本音を語り合う。そんな場所ってビジネスの世界にはないんですよ。ELPでは心を耕す作業をしているのだと思います。頭も使いますが、心がすごく柔らかくなって、修了した後に自分がどう変わるか楽しみも学ぶことができます。これから入られる方も、すぐに答えが出るわけではありませんが、この後きっと楽しみですよ、と伝えたいです。

粟野:素晴らしいメッセージをありがとうございました。是非今後ともELPでの繋がりを続けていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

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