第7期受講生インタビュー〈3〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第7期受講生インタビュー〈3〉

2022年7月9日

金融 グループ長

 

粟野:特に印象に残ったプログラムを教えてください。

受講生:森和俊先生の『小胞体ストレス応答』の講義と千玄室先生の茶道の講義が印象に残っています。

京都大学ELP受講生インタビュー

粟野:どのような内容が印象に残っていますか?

受講生:研究の内容は難しかったのですが、人としての魅力や熱量を一番感じたのが森先生でした。凄さの背景には3つの大きな違いがあると思いました。楽しむ力、信じる力、恐れない力、これが飛び抜けていました。普段の仕事では現実を見ながらバランスをとってしまうので、なかなかそうはなり切れない。突き抜けられないところがあり、その点が羨ましくもあり、率直にすごいなと思いました。千先生は、特攻隊のお話も含めて内容が深く印象的で、俯瞰された視野をお持ちでした。仰ることの重み、響きが超越していると感じました。

粟野:ELP全体のプログラムについて印象をお聞かせください。

受講生:ELPでは、触れたことのない内容ばかりで今までの延長線上では対応できず、一から叩き込むという作業だったのでいい刺激になりました。ELPを通じて得たものは、考える習慣とか、講義を通じて先生方・他の受講生の方々の言葉を聞く習慣を身につけられたというのが一番大きいですね。昔とは変わったと思います。問いを立てることを意識し続けていたので、何に対して問いを投げかけたらいいのかなとずっと考えながら授業を受けてきたのですが、ようやく自分自身や自分の価値観に対して問いを投げ続けるべきなんだなというところに気付きました。

粟野:ELPでの学びをキャリアや人生にどのように活かせるでしょうか。

受講生:流さずに立ち止まって考えると言うところは今後生きてくると思っています。ビジネスでは、膨大な量の仕事や部下のマネジメントを限られた時間の中でどう回していくかという捌くことが目的化しています。しかし、何のためにするのか、どんな見方が他にあるのかなど、立ち止まって異なる見方をする、考えるということはELPを通じて得たことでした。

何よりも人間性の大切さを感じました。森先生も千先生も他の先生方もそうですが、何を言うかよりも、誰が言うかということも大きいなと思いました。この人が言うから伝わると言う世界観があると思ったので、そのためにも人として魅力的になることも気づかせてもらいました。私もそれを意識して今後マネジメントにあたっていきたいと思います。

粟野:これから受講される方へメッセージをお願いします。

受講生:入口でシャッターを閉じないことです。色々な種類の講義があるのでちんぷんかんぷんになることもあります。僕は哲学や芸術はよくわからなかったのですが、課題図書を読むところから、まずは真摯に向き合うというのが大事なのだと思いました。何よりこの時間、この環境を楽しむことだと思います。

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