第6期受講生インタビュー〈15〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第6期受講生インタビュー〈15〉

2021年12月18日

電子機器メーカー 嘱託

 

粟野:特に印象に残っている講義を教えてください。

 

受講生:森本幸裕先生の『京都の名園と環境』と磯部洋明先生の『宇宙に拡がる人類文明』この二つです。

受講生インタビュー

森本先生の講義については、京都の造形芸術のお庭の語りはもちろん、サブタイトルにある「景観生態学から見た生物親和の理論と応用」、これがELPの真骨頂で、科学で庭園の秘密に迫ることができることを知りました。

磯部先生の講義は、宇宙関連の基礎はもちろん、宇宙の歴史は多様性の増大の歴史であるというテーマをきっかけに、現在の日常にある倫理や正義論、現代社会の人文社会科学分野にまで話が及んで、講義の全体が宇宙という感じでした。現在の実情、世の中をどう変えてゆくのかという切り札もあって印象に残っています。

 

粟野:ELP全体のプログラムについてはいかがでしたでしょうか。

 

受講生:とにかくELPは先生との距離が物理的にも近くて、専門のことについてだけでなく、第一線の先生に専門以外の話も本音でお聞きすることができました。先生の話がELPの哲学に集約されてゆくことがよくわかりました。

私は京都生まれ京都在住なのですが、それでも体験しえなかった清風荘、樂美術館、妙心寺の禅や、池坊先生に直接教えていただくいけばなとか、本当に贅沢な体験ができました。みんな本物で、これをエグゼクティブというのだと思います。

 

粟野:ELPで得られた学びについて、お仕事や人生に活かせるものも含めて教えてください。

 

受講生:学生の時からこの年まで、とんがっていかないと仕事では信頼を得られないとか、専門を追及しないといけないという感覚があったのですが、ELPを学ぶことでそれだけではないことが分かりました。人生100年時代と言われるなか、立ち止まって考える大切な機会を持てました。

 

粟野:これから受講される方へのメッセージをお願いします。

 

受講生:今やネットで溢れんばかりの情報がありますので、大ホールで興味のあるテーマの講演を聴いたり、オンラインでセミナーに参加することもできます。しかし、ELPでリアルで会った受講生、仲間と呼ばせてもらいますが、仲間は皆、それぞれの専門分野でリーダーシップを発揮している方ばかりです。きわめて少人数ですから年齢を超えて忌憚のないリアルな意見交換ができます。講義の前の事前学習やレポートのルーティンはしんどいですが意外と心地よいですし、先生からのレポートへのコメントは宝物になると思いますので、ぜひELPのシャワーを京都で味わってほしいと思います。

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