第2期受講生インタビュー⑪ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第2期受講生インタビュー⑪

ELPs受講生Interview2016年11月26日
メーカー 管理職

粟野 これまでの講義の中で印象に残ったプログラムを教えてください。
受講生 山極先生の講義です。私は歴史を研究しているので、多様な文化や時代の異なった見方に触れることへの必要性を認識していました。ただ、他の国や民族と比較するのはあくまでも人間が対象だったので、類人猿と比較して、国や民族を超えて、人間そのものを顧みるという講義は目から鱗でした。そして同じように、磯部先生の講義でも、人間を極限状態に置き、宇宙に行く人間を考えることで、地球の人間を考えるという見方も面白かったです。
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粟野 Oさんは通期で受講されていますが、プログラム全体を通してどのようなご感想をお持ちでしょうか。
受講生 ELPのプログラムを学ぶことは、先が見えなくなっている現代には必要なことだと思いました。例えば、エネルギーについて、自然との共存について、そして有機化学的なイノベーションなど、そういったテーマが今後重要になるのだろうと考えながら講義を受けていました。
粟野 ELPを受けられて、この学びをどう活用できると思われますか。
受講生 まず今まで気付けなかったことに気付くことができました。例えば小さいことですが、山極先生が講義の中で「目は口ほどにものを言う」という言葉について、ヒトの目の特性を霊長類間で比較して説明されました。そのような新たな気付きは、今も意識することができています。また、樂吉左衞門先生千玄室大宗匠の講義を受けて、自分の生きている時間だけではない、50年後、100年後、そして更に先の未来を考えられているリーダーだと感じ、その考え方に触れることができたことは良かったです。今後、私自身が会社を継続させていく時に、役に立つ考え方を学ぶことができました。
粟野 それでは最後に、これから参加される方へメッセージがあればお願いいたします。
受講生 ELPの詳しいお話を話してしまうと、これから受ける方が面白くなくなってしまうので、あえて言いません(笑)ただ、ELPを受けたからこそ分かることがたくさんあります。それは学びのスタンスであったり、自分自身の考えをどう持つかであったり。
毎週、今回はどんな話が聞けるのだろうとわくわくしながら来ていましたし、1年間とても充実していました。異業種の方と交流できたことも考え方を広げる意味で勉強になりました。是非多くの方に参加してELPを経験いただきたいと思います。
私は通期で受講しましたが、前期だけだと少し物足りなかった感があるので、後期も受けることができて良かったです。前期と後期では受講生も変わるのでまた雰囲気も変わりますしね。
粟野 引き続き同窓会ネットワークの思修館倶楽部でもよろしくお願いいたします。貴重なお話しを本当にありがとうございました。

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