京大有名教授陣によるオンライン講座=「問う」ことを学ぶ3か月間。

2020年10月3日から12月19日まで、ELPオンラインが開講された。毎週土曜日に行われた全23講義。オンラインだからこそ深められる問いを、受講生ひとりひとりが探求した3か月間だった。

第1回目の講義は京都大学学際融合教育研究推進センター・宮野公樹准教授による『学問の意味と意義』。これから始まる講義を受けるために必要な「構え」とは。ただ一方的に講義を受けるのではないという宮野先生の力強いメッセージから、オンライン講義はスタートした。

 

樂家十五代当主・樂直入先生による『樂茶碗はなぜ黒いのか』は、ELPならではの芸術科目。「長次郎」茶碗を実際に手に持ち「黒」の真理を語りながら、ひとつの道を追求し続けることの尊さを教えてくださった。

京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授/宇宙飛行士・土井隆雄先生の『有人宇宙活動』は、ちょうど野口聡一さんが国際宇宙ステーションに到着した直後のタイミングでの講義となった。これから人類が宇宙に進出してゆくことの意義を、ご自身の宇宙飛行士としての体験を基に語ってくださった。

最終日。国立研究開発法人理化学研究所理事長/京都大学名誉教授・松本紘先生の『生存学』の講義で語られた「『枝葉』だけでなく『幹』を理解できる人材が求められている」という言葉は、ELPの学びそのものを照らし出すものだった。

ディスカッションを通じて、講師へ問いを投げかけ、講師が真剣に答えるというひりひりとした時間。それこそがELPの醍醐味である。この時間を共有した受講生たちは、講義だけにとどまらず、オンライン予習復習会の開催や、本の紹介など、積極的に刺激を与えあえる場を築き上げた。

学び続ける場、問い続けるネットワークは、修了後ますます緊密なものとなるはずだ。