第5期受講生インタビュー〈15〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第5期受講生インタビュー〈15〉

2019年11月30日

空調設備業 専務取締役

 

粟野:プログラムの中で特に印象に残った講義を教えていただけますか。

受講生:とても迷いますが、中でも印象に残った先生が3人いらっしゃいます。土佐尚子先生山口栄一先生、そして西平直先生です。この3人の先生方の講義を受けて、ELPの神髄を見たような気がします。

ELP受講生

まず土佐先生は、美しさを表現するのに、今まで何を作ってきたか、どのように挑戦してきたかを、考え方や見せ方など様々な視点からお話しいただきました。山口先生からは、迷走しそうな思考の中で、考え方の整理の仕方、心の整え方を教えていただきました。西平先生は、明確に説明するのが難しい概念を先生のありのままのお言葉で表現していただき、その真摯な姿勢がとても心に残っています。

粟野:ELP全体のプログラムについてはいかがでしょうか。

受講生:私は通期で受講しましたが、私にとって前期は陰であり後期は陽でした。前期は追い込んでいく、追い込まれていく、独特の感覚でした。わくわくも、怖さも、好奇心もあるというさまざまな思考の中で、今まで向き合ったことのない、自分自身の内側に目を向けないといけないということに気付かせてもらえました。

後期は「あなただったらどういう風な答えを持って進んで行けそうですか」というような気づきのお題を頂いている、そんな印象がありますね。通期で受講してよかったと思っています。前期後期全部セットでないとこの独特な感覚と知恵は得られなかったと思うので貴重な財産になりました。

粟野:ELPの学びをお仕事にどう活かせるでしょうか。

受講生:自分が思う事を周りに伝える時、今までいかに偏った思考と表現で発信していたのか気づかされました。共感を得られる言葉をELPでたくさんいただいたので、プレゼン資料や各種書類作りなどに早速活かしています。

実はELP受講期間中、公的機関で認証を得るための書類作りを並行して行っていました。ELPでは理屈じゃないところを学びつつ、一方で書類作りでは理屈を固めるという対極のことを行いましたが、むしろ思考の幅がうまく広がり、いい結果に結びつきました。今後はアートやイノベーションの要素を取り入れて発信力と実行力に繋げたいと思っています。

粟野:これから参加される方にぜひメッセージをお願いします。

受講生:皆さん豊富な知識は持たれていると思いますが、実は氷みたいにガチガチになっている部分が少なからずあると思います。ELPで学ぶことはその氷を溶かすプロセスです。蓄積したものを一度溶かすことは、新しい知恵を産むために大切なプロセスになります。学びを得たいと思われるのであれば、先ずその氷を溶かすところから始めてください。そして、それを怖がらずに楽しんでください。先生の熱量でじんわりと溶けてゆくので、そこは身を委ねて、一歩を踏み出してほしいです。

 

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