第2期受講生インタビュー⑨ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第2期受講生インタビュー⑨

ELPs受講生Interview 2016年7月2日
金融機関 管理職

粟野 プログラムの中で特に印象に残った講義を教えてください。
受講生 全て強烈な講義でしたが、その中でも山極先生の人類進化論が一番印象に残っています。その山極先生の講義から始まって、予想を超える講義が続きました。その一発目だったのでとても印象深いです。
粟野 山極先生の講義の中で印象に残っているところを教えていただけますか。
受講生 ゴリラやサルの話を通して、人間社会の問題やコミュニケーションの問題について、また、家族などの集団を超えた社会性、共感する力が人類の強みであることを学びました。ビジネスにとどまらず、いろいろなところに繋がるお話でした。
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粟野 山極先生の講義含めELPには様々な講義がありました。それらの講義を受けて、お仕事に生かせるものはありましたでしょうか。
受講生 今の仕事は、産官学連携に関わっているので、研究テーマの最先端を聞けたことは仕事にとても役立っています。全ての講義で感じたことですが、先生方は、目標に辿り着くために人生を懸けて研究に取り組まれており、講義を通じてその生き様を見せていただきました。その姿勢が深い考えに繋がるのだと思います。これから部門を引っ張っていく時に、後輩にどう伝えればいいのか、その時の参考になりそうです。
また、3年前に新人研修を行っていましたが、あの時にELPを知っていたら良かったと本当に思いますね。普段もボーイスカウトのリーダーをしていますが、20代の頃はどう伝えたらいいか考えながらやっていました。でもELPを受講した今は、ああ、これで伝わらなかったのか、また、これでうまくいったのかなど、よく分かりました。
粟野 先生の生き様は直接の対話だからこそ強烈に感じられるところですね。それでは、これからELP受講を希望される皆さんにメッセージをいただけますか。
受講生 ELPでの経験は全て学びに生かせます。専門分野で知らないことも出てきますが、講義スタイルがその「本質」を考えるというものなので知らなくても特に問題はありません。知識だけではなくて知恵をつける為に考えるという講義です。今までいろいろな経験を積まれ自分自身で考えて取り組んできた方であれば、知恵を身につける方法を学ぶいい機会になると思います。年齢、職業、分野も異なる受講生が集まるので、自分とは異なる意見を聞くことができ経験も倍増します。受講生の意見と先生の意見両方聞くことで自分自身の幅も深さも広がります。すごくおすすめですね。
粟野 講義後のリフレクションや交流会も多く開催しました。皆さんとのコミュニケーションはいかがでしたでしょうか。
受講生 はい。人柄や考え方は年齢を重ねると偏ってきます。よって、多様な視点から、多面的に見る機会を得てとても参考になりました。
粟野 貴重なお話をありがとうございました。皆さまと引き続き交流いただけるように思修館倶楽部という同窓会ネットワークを作っています。是非、引き続きお付き合いのほどよろしくお願いします。どうもありがとうございました。

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