第6期受講生インタビュー〈4〉 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第6期受講生インタビュー〈4〉

2021年9月4日 翻訳サービス業 マネージャー

粟野 特に印象に残った講義は何ですか。

受講生 絞るのが難しいのですが、宮野公樹先生小倉紀蔵先生藤田正勝先生の哲学的な講義が印象に残っています。宮野先生からは、ELPの講義に対する構えとして、講師から学ぼうとするのではなく、問おうとする姿勢が大事だということを学びました。なぜこの講義が面白いのか。同じ講義を受けているのになぜ受け取り方、感じ方が異なるのか。このように問い続ける姿勢を持つことが大事だと教わりました。開講時に、ELPは安全な場所という説明を受けていましたが、宮野先生の講義を通じて、ELPが自由に発言ができる安全な場であることを実感しました。
小倉先生の「第三の生命」というオリジナリティのある考えも印象的でした。人と人の間に立ち現れる命、もののあわれの感覚は藤田先生の講義にも通じるところがありました。藤田先生は西田哲学を中心とした講義で、事柄を外から捉えるのではなく、内に入って捉えることで初めて把握されるという考え方を示されました。知・情・意が一つになる感覚で物事を見たり考えたりする、そういった物の新しい視点を得ることができました。

 

粟野 全体のプログラムについての印象はいかがでしょうか。

受講生 幅広い知識・教養を得る八思というコンセプトがあって、午前と午後の講義がうまくつながっていました。感染症対策で講義の延期がありましたが、そのおかげで学ぶ時間が増えたことは自分にとってはプラスだったと思います。すべての講義から刺激を受けることができました。

粟野 これからのお仕事や人生にELPを通して活かせるものはありましたか。

受講生 ELPを受講して、考え方や知識の幅を広げることができました。物事を深く考え、他の人の意見や考え方を学ぶことで、バイアスを外すことができると感じています。物事の本質を捉える中で、確固たる考え方を持つこと、ぶれない軸を持つことができそうです。まだまだこれからですが、そんなヒントを得ることができたと思います。

粟野 これから受講される方へのメッセージをお願いします。

受講生 オンライン講義も良いのですが、ELPで対面で講義を受講された方が良いと思います。様々な講師と触れ合い、直接お話しをお聞きし、議論する。お昼休みにはリラックスした雰囲気の中で雑談する。まさに対面でしか得られない経験です。受講生同士も刺激を与えたり与えられたりしながら、次第に打ち解けて絆ができる。講師、受講生、ELP事務局の皆さんとの出会いが大きな財産になります。私自身、ELPに入るまでは学びから離れていたので、受講できたことにとても感謝しています。学び直しのきっかけを作り、そして、新しい人生のスタートラインに立つことができました。ELPは得られるものが本当に多いプログラムでした。

粟野 どうもありがとうございました。

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