第2期受講生インタビュー⑤ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第2期受講生インタビュー⑤

ELPs受講生Interview 2016年7月16日
メーカー 管理職

粟野 プログラムの中で印象に残った講義を教えていただけますか。
受講生 どの先生も我々のいうところの“ほんまもん”の先生ばかりで印象的でした。その中でも特に印象に残っているのは、趙先生杭迫先生でしょうか。それから千玄室先生にはオーラを感じましたね。
粟野 趙先生はAIの講義でしたね。印象に残ったところを教えていただけますか。
受講生 アルファ碁が人に勝ち、シンギュラリティが突然近づいたことで先が読めない不安を感じました。他の科学はある程度先を考えられるのですが、AIについては何が起こるか分からない不安があります。本来技術は人の為になり、素晴らしい世界を作るものだと思っていますが、いいことばかりじゃないところが印象的でした。
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粟野 杭迫先生の講義はいかがでしたでしょうか。
受講生 杭迫先生の講義では書道の実技を行います。書道をするのは小学校以来でしたが、心が現れるような感覚を味わいました。普段は社会で揉まれて色々なことを考えないといけませんが、書くことに没頭して、それらのことを忘れて楽しむことができました。
粟野 全体の講義の中で何か得られたもの、Hさんのお仕事に活かせるものはありましたか。
受講生 これからでしょうね。受講生の皆さん、受講にあたってそれぞれ課題を持って挑んでいます。ただ、日々の講義はその課題についての話ではありませんし、質問をしてもその課題に対するものではありません。講義を受けることで課題が解決するわけではないのです。ようは、学んだことを活かして、これからどう考えて何をするかです。講義が全部終わったから、はい、終わりましたではありません。むしろ終わってからのほうが厳しいでしょう。我々は受けたことに対しての結果を出していかないといけません。
粟野 ELPの講義を受けてHさんの中で変化はありましたでしょうか。
受講生 ELPのプログラムはよく考えられていますし、一つ一つの講義が繋がり結びついています。ELPで学ぶ八思には一つの哲学が通っています。学ぶことで視野、考え方は広がりました。
普段我々は得意分野のことばかりで考えています。周りの人もそんな人ばかりです。異業種交流をしても、企業の関係者や好きなもの同士が集まってきます。しかし、ELPでは、普段繋がることのない人たちとの接点が生まれるので考え方のレパートリーは増えました。
粟野 これから参加される方々へのメッセージをいただけますでしょうか。
受講生 ELPのプログラムを受講すれば答えが見つかるということではなく、受けることで自分自身が答えを見つけていくという姿勢が大事です。冒頭にも言いましたが、受けて直接的なリターンがあるのではなく、自分でリターンを考える必要があります。講義を受けることで世界は広がりますので、考えるための材料が増えるのは間違いありません。
それと、課外プログラムで、思修館の学生と話しができたことも良かったです。彼らは研究ジャンルの幅が広いので、話していてとても面白かったです。
粟野 貴重なお話ありがとうございました。また思修館倶楽部という同窓会ネットワークがございますので、引き続きご参加いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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