講義レポート2021前期②千玄室大宗匠・前一廣先生 | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

講義レポート2021前期②千玄室大宗匠・前一廣先生

感染症対策を万全に整え、ELP講義が再開されました。

6月5日(土)午前の講義は千玄室大宗匠による『茶の心―和・敬・清・寂―』。

お茶を差し出すことで相手を思いやること。型を越えた血の通った形を追求すること。ひとつの「道」を極める千玄室大宗匠の言葉のひとつひとつが、受講生にとってかけがえのないものとなりました。

千玄室大宗匠

 

講義の後半には茶道のデモンストレーションが行われ、倉斗宗覚業躰よりお茶の作法や茶道具についてご教示いただきました。

 

倉斗先生

 

茶道実技

 

午後は前一廣教授による『飽和の時代から循環型未来地域社会へのシナリオ設計』の講義でした。

持続的発展のために必要な技術・社会システム・人間の行動について、多角的な視点からご教示いただきました。ディスカッションでは、循環型社会を実現させるための様々な意見が受講生から出され、議論が深まりました。

 

課外プログラムは、藤原辰史准教授による『ボロとクズの人類学~分解の芸術を求めて~』。

生産・消費・分解の循環における「分解者」の役割を手がかりとして、ボロやクズを分解して再び生産する過程の大切さ、さらに芸術作品にみられるコラージュについて、歴史を紐解きながらお話しいただきました。

藤原辰史先生
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